契約更新・解約について
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賃貸住宅に暮らす上で避けて通れないのが、賃貸借契約の「更新」と「解約」です。
オーナーと入居者の間で締結された賃貸借契約の契約期間が満了した際に、その契約を継続することを「更新」、中止することを「解約」といいます。
それぞれの手続き時の留意点や流れをまとめました。
更新手続き
- 手続きの要否から確認しましょう
- 契約更新にあたっては、まず建物賃貸借契約書の記載をご確認ください。
「契約更新」の欄が「自動更新」となっている場合は、手続きは不要です。更新料も必要ありません。
「契約更新」の欄に更新料が記載されている場合は、更新手続きが必要です。当社から手続き書類をお送りしますので、内容をご確認の上、署名・捺印して必要書類とあわせてご返送ください。
- 更新料のお支払い
- 契約更新にあたり、更新料や事務手数料が発生する場合は、所定の支払方法でお支払いください。
- 火災保険の加入継続は必須
- 当社ではすべての入居者様に、賃貸借契約期間中は火災保険(家財保険)への加入を義務付けております。
この保険には、ご自身の財産の補償(家財保険)、家主に対する賠償責任の補償(借家人賠償責任保険)、第三者への賠償責任の補償(個人賠償責任)が含まれています。
火災や漏水によって生じる被害は自室のみならず隣室や階下にまで広がるケースが多く、その被害額も膨大なものになります。
建物は貸主、隣室や階下の家財はその入居者に対して損害賠償が発生します。
万一のリスクから皆様を守るためにも、賃貸借契約を更新される場合は必ず火災保険への加入も継続してください。
解約手続きの流れ
- 1.解約予告
- 賃貸借契約の解約には、事前に「解約予告」が必要です。契約者ご本人以外からの連絡や、解約日が確定していない場合は受付できません。
解約の何日前までに解約予告が必要か(予告期間)は契約内容によって異なり、建物賃貸借契約書に記載されていますので必ずご確認ください。
あわせて、違約金等についても契約条項や特約事項をご確認ください。
- 2.解約通知
- 解約通知は書面をもって正式な通知となります。解約受付日から1週間以内に必ず「解約通知書」を提出してください。
後日、当社から退去に関する注意事項などのご説明のためご連絡させていただきます。
なお解約通知は、貸主の承諾なく変更や取消ができませんのでご了承ください。
- 3.清算・手続き、引越し準備など
- 退去日までに必要な手続き、準備を行います。
・家賃の清算
・電気・ガス・水道等の停止・閉栓手続きと精算
・インターネット・新聞・電話等の解約・住所変更の手続き
・郵便局に転送届の提出
・役所での手続き(転出届など)
・火災保険の解約手続き(加入されている保険会社にご連絡ください)
・その他、引越しにかかる準備
- 4.退去立会・明け渡し
- 退去日当日は、立会人のもと室内確認などを行います。
当日までに、部屋の中には何も荷物がない状態にしておいてください。また明け渡し後に建物や敷地内に荷物やゴミ、自転車などを残さないでください。
また、部屋の鍵や室内設備の取扱説明書などはすべて立会時にご返却ください。当社の担当者が回収いたします。
なお、明け渡しが当初予定より遅れたことでオーナーや管理者に損害が生じた場合は損害賠償が発生します。
- 5.原状回復
- 退去立会の際、室内の原状回復(部屋を入居時の状態に戻すこと)のお見積りを行います。お見積りにご同意いただいた後、ご請求となりますので、ご不明な点があればお問い合わせください。
※原状回復工事はオーナーまたは当社で手配いたします。
- 6.解約精算書の発行
- 明け渡しが完了し、原状回復費用について確定・ご同意いただいた後、「解約清算書」を発行いたします。
これは、原状回復費用その他の入居者様のご負担分と、敷金等の預かり金とを清算して返金またはご請求を行うためのものです。
※返金およびご請求がない場合は発行致しません。